10月 言葉


こんばんは!
早いもので今年も10月になりましたね。朝晩は寒いくらいに感じることがあります。衣替えもお忘れなく。
遅れてしまいましたが、月が変わりましたので掲示物を更新しました。




今月は「月輪観(がちりんかん) 仏性(ぶっしょう)は中秋(ちゅうしゅう)の名月の様に円満かつ清浄(しょうじょう)である」という言葉を選びました。
この言葉は龍樹菩薩の『発菩提心論』に述べられています。

月輪観とは真言密教でいう、悟りを開くための瞑想法です。
仏性とはわれわれ人間が心の中に本来持っている仏様になれる可能性のことを言います。
また、『発菩提心論』に「我れ、自心を見るに形 月輪の如し」という一文があります。
これによりますと、悟りを得た龍樹菩薩は自分の心の中を観察してみると、悟りの形はは満月のようであると述べられていることが分かります。

満月の月を観ると、心が落ち着きますよね。
昔から清涼な月のようすは瞑想するのに最適であると考えられてきたのでしょう。
今月の言葉を考えていたところ、ちょうど明日は中秋の名月に当たるということを知りこの言葉を選びました。



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